Columns|コラム【なぜMBAシェアハウス®を始めたのか】全8回

第3回 ビジネススクールとの出会い

前回は退職を決断するにあたっての心の葛藤についてお話ししました。

今回は退職後に通い始めたビジネススクールとの出会いについてお話しします。


会社を辞めることが職場でオープンになり、

最初に取り組んだのが「簿記検定」の受験と、

ビジネススクール入学に必要な推薦状の記載を上司にお願いすることでした。

思い起こすとマネージメントについて、

それまでは仕事を通じて学んできましたが、

体系だって腰を据えて学ぶということを全くしてませんでした。

正直”勢い”の部分もありました。

今から思えばそんなレベルで事業企画という仕事をしていたわけで

勉強不足も甚だしかったなぁと赤面の至りです。


入学を考えていたビジネススクールが

私が住んでいた仙台に開講する、という話を友人から聞いたのは、

そこから遡ること1年近く前。

当初は忙しい中学校に行くことに抵抗があり、

あまり興味をもたなかったのですが、

その友人に強く勧められ、次の募集時にクラスを単発で受講することとしました。


受講してみると、それまでスクールに抱いていたイメージが壊れました。

講師がひたすら説明する座学、ではなかったんです。

受講生が自ら挙手をして意見を述べ、

それをきっかけにクラスで議論が始まります。

日本の学校教育を長く受けていると

このスタイルはかなり異質に感じます。

私も挙手して意見を言ってみました。

するとその意見に対して別の意見が他の受講生から発言されました。

想定内の意見と想定外の意見と。

想定内の意見には、想定通りの対抗意見を述べるのですが、

想定外の意見がでたとき、新鮮な驚きがありました。

「あ、そういう視点がなかった・・・」

クラスが終わった後はほぼ間違いなく懇親会がありました。

そこでさらに打ち解けて意見が言い合えるその関係がまた心地よかったのです。


自分に新しい世界を見せてくれそうな気がして、

退職後この学校に入学して基本から学んでみたい、

といつしか思うようになっていました。

ビジネススクールと私の出会いです。

退職と同時にこのビジネススクールに入学しました。

それから数ヶ月、予習と復習、クラスの受講、

勉強会、クラスの懇親会に明け暮れる毎日でした。

ほとんどの学生さんは仕事をしながら学校に通っています。

無職だった私は皆さんが仕事をしている昼間に勉強ができるアドバンテージがあったので、

遮二無二科目を消化してきました。

さて勉学はいいんだが、一体自分は何がやりたいんだろう。

その問いかけに心の声がきこえてきたのは、入学から数ヶ月たってからでした。



次回はこういう生活の中から朧げに見えてきた

”自分のやりたいこと”についてお話しします。



「第2回 次が決まっていないのに退職」

「第4回 朧げに見えてきた自分のやりたいこと」

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