Columns|コラム【なぜMBAシェアハウス®を始めたのか】全8回

第7回 何をシェアするか

前回は2回にわけて”考えるよりも行動”という体験についてお話ししました。

その中でコンセプトはいろいろ変遷してきたことにも触れました。

今回コンセプトを決めるにあたって大切な問いを見つけた経緯についてお話しします。


そもそものスタートは”外国人と一緒に住めるシェアハウス”でした。

しかしすでに世にはそのようなシェアハウスはいくつもあり、

「そもそもなんで貴方がそれをやる意味があるの?」

という問いに答えを出せない状態が続いていました。

ビジネススクールで事業計画を作る過程では、

「もう一つ要素をいれようよ」

ということで加えられたのが、「起業家」というコンセプト。

なぜか。

私がまさに “起業”しようとしていたからです。

スクールのクラスで議論を通じて、

自分の実体験がベースになっていることが、

コンセプトの継続性に強く貢献してくれるだろうという思惑です。

そして「外国人」という要素は私がもともとやりたかった構想だということで、

最終的にスクールのクラスでは「外国人」「起業家」を掛け合わせたシェアハウス、

という提案でまとまりました。

私が飛び込んだシェアハウスも実は「起業家シェアハウス」だったんです。


でもクラスが終わったあと、引っ越したシェアハウスでふと思ったのです。

「もうここに起業家シェアハウスってあるじゃん」と。

しかもここを運営している人はもう一つ大きい起業家シェアハウスも運営していて、

外国人も住んでいました。

すでに誰かがやっていることをやる二番煎じ的なことはしたくありませんでした。

自分らしさをもう少し出せないだろうかと、再びコンセプトを練り始めました。

それに起業家っていっても起業したばかりだし・・・

なんも成果だしてないし・・・

そんな私が起業家を語るなんておこがましい・・・

凹んできた(^ ^)


ちょっと待てよ。

シェアハウスでは何をシェアしようとしているんだろう。

もちろん、キッチンやお風呂やトイレなどはシェアするんだけど、

それだけだっけ???

“外国人と一緒に住む”という発想から始まったシェアハウス構想。

外国人と話すことで自分は英語や外国文化に親しむ。

日本人と話すことで外国人は日本語や日本文化に親しむ。

学んだり教えたりする時間や機会、そしてもっている価値、

これらがまさにシェアするものだ。


「何をシェアするか」

あ〜、なんて大切な問いなんだろう。

まさにコンセプト型シェアハウスの根幹です。

自分自身が活動をすることを考えると、

自分に関係のある、そしてある程度の経験値があるコンテンツが

分相応だろうと思うと、足が地に着く感じがしました。



次回最終回では”MBAシェアハウス®”の誕生と想いについてお話しします。



「第6回 考えるより動いてみる(2)」

「第8回 MBAシェアハウス®の誕生」

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