Columns|コラム【マラソンと私】全7回

第6回 ついに壁を破った第5戦

前回は3年のブランクと練習不足ながらも復活したお話しをしました。


私が通っていたビジネススクールでは前回もお話ししたように、

様々仲間と出会うことができました。

でもただ勉強会を一緒にやったり飲んだりする仲間だけではありませんでした。

そのビジネススクールで自己ベストがサブスリー(3時間を切るタイム)を

実現した人がいたのです。

しかも前職で勤めていた会社の社員。

その人の誘いをうけて皇居ランを一緒にしたときに、

You tubeにトレーニング方法が投稿されていることを教えてもらいました。

早速見てみるとランニングでは有名な金哲彦氏の解説です。

そこで走り方の基本フォームを自分なりに解釈し走ってみたところ、

脚の感じがとてもいい。

「よし、これで練習をしてみよう」と走り込みを始めました。

同時期にスマフォアプリで目標レースに向けて

距離とタイムによるトレーニングメニューを作ってもらい、

それを忠実にこなしていきました。

おかげで練習量はばっちり!


当初目標レースは奈良マラソンだったのですが

申し込みを忘れてしまい、急遽富士山マラソンに申し込みました。

河口湖から西湖に上がる上り坂がとてもきついコースなので

タイムはあまり期待しないようにしました。


まずは、

「歩けば絶対距離をこなせるはず。

だから無理のないペースで走ればいけるはず」

と自分は歩けずに完走できる、と自信をもたせました。

これは練習量という裏付けがあったので

根拠のある自信として自分を支えてくれました。

次に、

「 “目標タイム”を意識しないで “1kmを丁寧に走る” ことを積み重ねてみよう」

と考えを改めました。

どんなに調子良くても途中で「まだ30kmもある」といったように

長い距離が残っていることを意識すると気持ちが萎えてしまいます。

なので残りを意識せず、「次の1kmをこの時間までに走ろう」と考えることで

1kmごとを集中して走れる気がしたのです。


そしてレースです。

後半著しくペースが落ちましたが、気持ちを切らすことなく

歩かずにゴールできました。

タイムは4時間54分!

初めて5時間を切って自己ベストを更新しました。


これは本当にうれしかったです。

そして「1kmの積み重ねが42.195kmだ」ということを実感した瞬間でもありました。



次回はマラソンを通じて私が学んだ感覚をお話しします。



「第5回 落ち込んだ第4戦」

「第7回 マラソンを通じてつかんだもの」

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